傾斜地のエクステリア工事です。
建物と駐車スペースに大きな段差があります。カーポート、アプローチをいかに使いやすく設置するか、設計者の腕の見せ所です。また、お施主様の要望と予算をいかにバランスさせるか。これも工夫のし甲斐があります。
コストパフォーマンスの良いパーツを組み合わせました。太陽光発電システムを搭載したカーポート。アスファルト舗装は一発勝負で施工の難易度が高い。段差を吸収する木矢板は耐久性を維持するためには下準備や丁寧な施工が必要となります。一般的なカーポート、コンクリート舗装、コンクリート擁壁を採用するのに比べると50万円くらいコストダウンできます。
小さなお子様がいるご家族なので、転落防止用にLIXILのグリッドフェンスを設置しました。
スロープから続くアプローチは明るい配色のデザイナーズペイヴ(スタンプコンクリート)直線基調の多いお庭ですが、ラウンド形状のアプローチが優しい雰囲気を醸し出します。
上段のアプローチに続くスロープです。滑り止めに刷毛引きを行っています。
こちらも土留はカラマツの矢板を使っています。製材所に特注した肉厚のカラマツ矢板なので耐久性も問題ありません。
太めの杭を併用することにより、倒れにくさを確保しています。
カクイチ製のカーポート。下から見ると太陽光パネルが見えます。屋根スペースを貸すことにより設置費を安く抑えることができます。
イナバの物置。やはり物置は大きい方が便利です。お隣との視線の交錯を抑えるのにも有効です。